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ミカサ工業用品

Wednesday, August 16, 2017
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取扱い使用上の注意事項

●取扱いの注意事項

1. 直射日光に当らない様にして下さい。
2.
油類や有機溶剤が附着しない様にして下さい。
3.
温度の高い所に置かない様にして下さい。
4.
重量物を上に置かない様にして下さい。
5. 取扱いは出来るだけ静かに行ない、衝撃を与えない様にして下さい。
6. 軸を挿入する際は、グリス等の油を絶対に軸受内に塗布しないで下さい。油によりゴムが膨潤して内径が小さくなり、又寿命を短くします。

●保管方法

1. 冷暗所に保管して下さい。
2. 温度差の少ない所に保管して下さい。
3. 外部からの衝撃のかからない所に保管して下さい。
4. 薬品、溶剤、油などの附着、ガス等のある所をさけて下さい。

設計上の注意事項

●軸スリーブ外径について
スリーブ径は、呼び径寸法を最大寸法としてマイナス目に加工して下さい。軸受の内径は許容の最小クリアランスを考慮して、仕上げ加工しております。
スリープ径の例
(公差は(+)が零で(-)方向へ仕上げ加工して下さい)
●軸受の外径について
ゴム軸受の外径は、船舶用で公差「k6」になっておりますので、使用場所取付方法によって、ブラケットとの篏合関係を決めて下さい。一般に「中間バメ」を基準としております。「すき間バメ」についても、一部船級に承認を取っており、ご相談に応じることが出来ます。
●取替え時期について
摩耗が進むにつれて、他の軸受と同様に軸と軸受とのすき間が増大しますが、ゴム軸受は他の軸受と異なり、すき間が増大しても衝撃や振動を吸収し、高速回転でも安心してご使用いただけます。しかし、すき間が増大すると軸の曲げ応力が大きくなり、海水との接触等により軸の亀裂発生に発展します。各船級では、船舶安全の観点から、軸の曲げ応力を2kgf/mm2以内に押えるべく、各サイズによってすき間の使用限度が決められております。
JG・NK船級のすき間限度
軸 径(m/m) 最大隙間:
船舶機関規則第392条による
50以下 2.2
50~150 4.5
150~230 6.0
230~300 8.0
300以上 9.5
軸受自体は、上記の磨耗量以上でも使用可能です。
(注)プロペラ軸曲げ応力2㎏f/以上になると、海水との接触等により亀裂発生の恐れがあり、各船ごとにその限界値を考えて、取替え時期を決定して下さい。

標準寸法

●フルモルドタイプ
LB-タイプ(ストレート型) / LBF-タイプ(フランジ付き)
タイプ ゴム内径(A) シェル外径(D) シェル内径(B) シェル
厚さ
ゴム
厚さ
溝数 長さ(L) フランジ
A×2 A×4 径(E) 厚さ
LB-15 15 30 24 3 4.5 8(6) 30 60
LB-20 20 35 29 40 80
LB-25 25 40 34 50 100
LB-30 30 50 43 3.5 6.5 60 120
LB-35 35 55 48 8 70 140
LB-40 40 60 53 80 160 120 13
LB-45 45 65 58 90 180 125
LB-50 50 70 63 100 200 130
LB-55 55 80 72 4 8.5 110 220 140
LB-60 60 85 77 120 240 150
LB-65 65 90 82 130 260 155
LB-70 70 95 87 140 280 160 14
LB-75 75 100 92 150 300 170
LB-80 80 110 100 5 10 160 320 175
LB-85 85 115 105 170 340 180
LB-90 90 120 110 180 360 185
LB-95 95 125 115 190 380 200
LB-100 100 130 120 200 400 210 15
LB-105 105 140 128 6 11.5 10 210 420 215
LB-110 110 145 133 220 440 230
LB-115 115 150 138 230 460 235
LB-120 120 155 143 240 480 240
LB-125 125 160 148 250 500 255
LB-130 130 165 153 12 260 520 265
LB-135 135 175 161 7 13 270 540 270 16
LB-140 140 180 166 280 560 275
LB-145 145 185 171 290 580 280
LB-150 150 190 176 300 600 295
LB-160 160 205 186 9.5 320 640 305
LB-170 170 215 196 340 680 320 18
LB-180 180 230 209 10.5 14.5 14 360 720 330
LB-190 190 240 219 380 760 340
LB-200 200 250 229 400 800 360
LB-210 210 270 243 13.5 16.5 420 840 370 20
LB-220 220 280 253 440 880 380
LB-230 230 290 263 460 920 390
LB-240 240 300 273 16 480 960 400 22
LB-250 250 310 283 500 1000 415
LB-260 260 325 293 16 520 1040 425
LB-270 270 335 303 540 1080 435 24
LB-280 280 345 313 560 1120 445
LB-290 290 355 323 18 580 1160 460
LB-300 300 370 334 18 17 600 1200 480
LB-310 310 380 344 620 1240 490 26
LB-320 320 390 354 640 1280 500
LB-330 330 400 364 20 660 1320 514
LB-340 340 414 376 19 18 680 1360 524 28
LB-350 350 424 386 700 1400 534
LB-360 360 434 396 22 720 1440 546
LB-370 370 446 406 20 740 1480 558 30
LB-380 380 458 418 19 760 1520 570
LB-390 390 470 428 21 780 1560 582
LB-400 400 482 440 20 24 800 1600 592 32
LB-410 410 494 450 22 820 1640 594
LB-420 420 506 462 21 840 1680 606
LB-430 430 518 472 23 860 1720 618 34
LB-440 440 530 484 22 26 880 1760 630
LB-450 450 542 494 24 900 1800 642
■特別仕様
前記寸法以外の軸受も製作可能でありますので、お申し付け下さい。
1. フルモルド2ッ割り型
このタイプは、軸を抜かずに軸受の取替えが可能なタイプで、割り面に適度な勾配をつけて、軸受の着脱が容易にできるようにしております。
2. 軸受長さ
船外ブラケット軸受の長さは、プロペラ軸計算軸径×4倍とするように決められていますので、必ずしもゴム軸受内径×4倍とする必要はありません。
3. フランジ外径・厚み
■ゴム軸受の寿命
一般にリグナムバイターと較べ、2~5倍の寿命が期待できます。
航行地域及び運転時期によって異なりますが、10年以上使用されている例もあります。
●セグメンタルタイプ(ストリップ寸法)
セグメンタルタイプ
ストリップ 厚さ ストリップ
金具
ネジ位置 ストリップ
最小厚さ
標準長さ ネジの直径
×長さ
符号 E H h2 K h1 r r1 r2 l
S-1 42.67 17.40 9 4 7 2 17 6 16 800 M5×13
S-2 45.85 17.40 9 4 7 2 17 6 17 800 M5×13
S-3 49.02 19.00 10.5 5 8 2 19 6 17 800 M6×13
S-4 52.20 19.00 10.5 5 8 2 19 6 19 800 M6×13
S-5 55.37 19.00 10.5 5 8 2 19 6 21 800 M6×13
S-6 58.55 19.00 10.5 5 8 2 19 6 22 800 M6×13
S-7 69.67 22.15 12 5.5 9.5 2 22 8 25 800 M8×16
S-8 74.42 22.15 12 5.5 9.5 2 22 8 29 1000 M8×16
S-9 77.60 25.30 13.5 5.5 10.5 2 25 8 29 1000 M8×16
S-10 80.77 25.30 13.5 5.5 10.5 2 25 8 30 1000 M8×16
■ストリップ巾と溝巾について
ストリップ巾と溝巾について
ストリップ番号 ストリップ巾 溝巾
W1 W2
S-1 42.67 42.86
S-2 45.85 46.04
S-3 49.02 49.21
S-4 52.20 52.39
S-5 55.37 55.56
S-6 58.55 58.74
S-7 69.67 69.85
S-8 74.42 74.61
S-9 77.60 77.79
S-10 80.77 80.96
●カートリッジタイプ
このタイプは、現在規格化しておりませんが、今後、推進予定のタイプです。

■特長
イ. 取り替えが非常に安くなり、納期的にも早くなります。
ロ. 相当大きい径のものも製作可能です。
カートリッジタイプ

上記のように、LBタイプを1コ又は複数をケースに入れる方式です。

軸受の選定・軸受の材料

●軸受の選定
■軸受荷重
軸受荷重の計算式
上記計算式による数値が2.5kgf/cm2以下であれば、充分使用できます。この値は、経済的見地より考慮された数値であり、一般には、1~1.5㎏f/cm2位を適当とします。
■潤滑水
給水量=軸径(cm単位)×3~3.5リットル/min

上記計算水量を標準としておりますが、これは、あらゆる条件に於て満足する値であり、水を強制的に流さなくても使用することは可能です。しかし、事故が発 生しやすいので、できるだけ強制注水されるようにお願いします。又、ドレッジャーのカッター軸のような土砂の非常に多いところで使用する場合には、

給水量=軸径(cm単位)×8~10リットル/min

が適当であると考えています。
なお、水圧を加えて異物の混入を防ぐことも必要になります。

●クリアランス
軸径(スリーブ径)に対するクリアランスの基準値は、下表をご参照下さい。
又、使用時の水温が40℃以上の場合には、クリアランスを多少大きくして下さい。
軸 径(mm) クリアランス(mm)
20~45 0.2~0.3
50~95 0.3~0.5
100~150 0.4~0.7
150~175 0.5~0.85
180~245 0.6~1.15
250~265 0.7~1.30
270~315 0.8~1.35
320~355 0.9~1.45
360~405 1.0~1.55
410~445 1.1~1.65
450~495 1.1~1.80
500以上 1.2~2.0
●軸受の材料
■ゴム材料
ゴムは耐摩耗性・耐水性・耐油性を考慮し、且つ水中軸受としての軸の円滑な回転を助けるような特殊合成ゴムを選定・配合しております。
■シェル材料
外筒の材質は耐水性・強度・耐腐食性を考慮し、且つゴムとの接着性の良い材質を採用しています。

フルモルドタイプ BC3(青銅系)TM-1(HBsC1相当品)又はYBsC3(黄銅系)SCS13(SuS304)など。
セグメンタルタイプ ストリップ台金は黄銅板を標準としております。ブッシュ(ハウジング)はBC3を採用しています。

上記材質のほか、シェル材質として鉄・アルミ・各種ステンレスなどを用いることもあります。